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【うちこ未来塾】古い町並みをマイクラで再現!?プログラミング×ゲーム建築!
前回に引き続き、8/2(月)に開催されたイベント「うちこ未来塾」の様子をご紹介!
内子町教育委員会による、地域の人材やICTを活用しながら学校・家庭・地域が連携し、学習支援を行う取り組みの一環です。
昨年の様子は↓の記事からどうぞ(*^^*)
・【うちこ未来塾】オンライン無料体験授業を開催しました!
・【うちこ未来塾】トイドローンをプログラミングで操縦しよう!
・【うちこ未来塾】和紙×プログラミング!地元の伝統文化にふれよう
今回もテーマは「町並み」!
内子町・八日市護国地区は、江戸~明治期にかけて木蝋の生産によって栄えたまち。
当時の面影を残す建物がたくさん残っています。
前回、参加してくれた町内の6名の児童さんには、町並みや、会場となった八日市・護国町並保存センターの展示物を見てもらいました。
今回は、そこで気づいた特徴を確認しながら、いよいよプログラミングで家を建てます!
ここで町並みの特徴をおさらい!
外壁は漆喰で、この地域で採掘される土によって黄味を帯びています。
屋根は瓦葺きで、蔀戸(しとみど)や出格子など木もふんだんに使われています。
マイクラには様々な素材や色のブロックが存在するので、上記の特徴を踏まえて…
壁にはなめらかな砂岩、窓には黒樫の木の柵、屋根にはブラックストーンを使っていきます!
プログラミングで家を建てよう!
前回と同様にMinecraft(通称「マイクラ」)とMakecode(メイクコード)でプログラミングしていきます。
完成イメージはこちら。
階段よりもプログラムが少し複雑になります。
ポイントとなるのはこちらの命令ブロック!
「プログラミング」とは、ざっくり言うと「〜しなさい」などとコンピュータに命令すること。
そしてそのプログラミングには、
①順次(処理を上から順に行うこと)
②分岐
③繰り返し
という3つの基本的な命令の形があります。
今回登場したのは②分岐を担う命令ブロック。
その名の通り、条件が成立するかどうかによって処理を分岐します。
「設定がオンだったら○○」「設定がオフだったら××」といった具合に、条件に合わせた処理を実行することができるのです。
<真>は「イエス」や「オン」など肯定の意、<偽>は「ノー」や「オフ」など否定の意です。
は、「エージェントの【動きながら置く】という設定をオンにする」ということになります。
こうしておくことで、ブロックを置きたいルートさえプログラミングすれば、エージェントが動きながら自動でブロックを置いてくれるのです。
プログラムはこんな形。
実際はもっともっと長くなりますが、基本は「エージェントに、ブロックを置きたいルートを移動させる」だけです。
エージェントを移動させたり向きを変えたりする4つの命令ブロックで↓のように壁が作られます。
それを繰り返しブロックで囲むことで、ぐるっと一周分になるのです。
ここまでで、プログラミングの基本的な命令の形
①順次
②分岐
③繰り返し
のすべてを学べました◎
座標を学ぼう!
マイクラには座標の概念があります。
プレイヤーやエージェントなどの位置をX、Y、Z座標で表すのです。
小学校ではまだ習わない内容ですが、自分でキャラクターを動かしながら確認できるので、遊びの中で直感的に座標の概念に触れてもらいました!
難しい…だからこそ学びのチャンス!
初めて使う命令ブロックが登場したり、座標を意識しなければならなかったり……
他にも、窓をつけなくてはならなかったり、屋根を三角形にしなければならなかったりと、前回作った階段に比べて難易度がぐんと上がりました。
もちろん、つまずきや間違いも多くなります。
ですが、それもプログラミング学習の醍醐味!
プログラミングしてみる
↓
うまくいかなかったら原因を考えてみる
↓
もう一度試してみる
といったトライ&エラーが気軽にできます。
これは、知識に重点が置かれていた今までの学習では身につけることが難しい習慣。
プログラムの場合、間違いがあったとしてもパソコンが壊れてしまうことはないので、何度でも挑戦できます!
トライ&エラーの習慣づくりにはもってこいの学習方法なのです。
7/29(木)、8/2(月)と2回にわけて開催した今回のイベント。
Minecraftという自由度の高いゲームを通して、楽しみながらプログラミングと内子の町並みについて学んでもらいました。
プログラミング未経験者ばかりでしたが、中には家でもやってみたい!という子もいて、講師陣もとてもうれしかったです(*^^*)
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