イベント・ブログ記事EVENT・BLOG
2020/02/20

イベント・ブログ記事
【コラム】「プログラミング的思考」って?

文部科学省がかかげるプログラミング教育の狙いの一つに「プログラミング的思考を育むこと」があります。
「プログラミング的思考」という聞きなれない言葉、一体何なのでしょうか。
身近なものに例えて考えてみましょう。

例えば、家族でカレーライスを食べるシーンを想像してください。カレーはできあがっていて、あとは盛り付けるだけです。
お母さんが子どもたちを呼んで「食べたい量をよそってね」と言ったとします。すると子どもたちは自分の食べたい量をよそい、席に着くでしょう。もしかしたら、スプーンや飲み物も自分で用意するかもしれません。

では、コンピュータに同じ命令をするとどうなるでしょうか。
おそらく何もしてくれません。
コンピュータは、事細かに命令しないと私たちが望む通りには動いてくれないからです。

例えば、人型ロボットにカレーライスを盛り付けさせるには、次のように命令するのがよいでしょう。
「まず、左手にお皿を持ち、右手でしゃもじを握り、白米をすくい、お皿によそう。
次に、しゃもじを置き、右手でおたまを握り、カレーをすくい、お皿によそう。」
実際にプログラムを作成してこのロボットを動かす場合は、
「もし白米が100グラム未満だったらもう一度白米をよそう」
「(カレー鍋の前へ移動するために)右へ3歩進む」
と言った命令も必要になります。

命令が細かくて少々面倒に感じますよね。
しかし、「細かく命令する」ことができるようになると、「物事を細かく分解・分析してそれを他人にわかりやすく伝える」力も自然に身についていきます。
そしてこの力は、プログラマだけに必要というわけではありません。公務員、看護師、営業マン……人と接する仕事であれば、必ず武器になります。
また、問題や課題に直面したときには、その状況を分解・分析することで原因を探り、解決の手段を導き出す助けとなってくれるでしょう。

この「他人との意思疎通や問題解決に役立つ思考力」が「プログラミング的思考」です。
そして、それを身につける手段としてプログラミング教育が導入されようとしているのです。

私たちMOCKUPプログラミング教室は、「プログラミング的思考」を身につけることに加え、中山間地域ならではの木育(*)も行っています。
ご興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください♪

* 木育×プログラミング教育の事例はこちらをご覧ください。
出前授業を開催しました!
小枝をつかってロボットプログラミング!
林業現場でドローン見学!